
シュンク・ジャパンは、東京都品川区南品川の本社内に、ロボットのアプリケーション開発・検証とショールームを兼ねたロボットアプリケーションセンター「CoLab」を開設した。
同社は、ロボットや工作機械向けのハンドやチャック、バイスなどのエンドエフェクターをグローバルに展開するドイツメーカーで、2022年度の売上高は約700億円。世界的なロボットの普及拡大と需要の高まりに対して主要地域にロボットアプリケーションセンターの設置を進めており、日本は10カ国目となる。
同センターはユーザーの要望や用途に応じた適切なエンドエフェクターの開発・検証を主目的とし、ユーザーは問い合わせ後にワークを送ると、それに応じたエンドエフェクタを同社のラインナップから選定して実機で検証し、その結果のフィードバックを無償で得ることができる。ワークに触れて実際の作業をするハンドの部分からロボットシステムの開発をスタートし、立ち上げまでの時間と工数を効率化できるユニークな施設となっている。
ショールームには、主要ロボットメーカー各社のロボットに同社のエンドエフェクタと周辺システムで組み上げた7つのアプリケーションデモ機を展示。力覚センサを使った組み立てやマグネットグリッパを使った薄板ハンドリング、バリ取り自動化のデモに加え、エアも電気も使わないゼロエネルギーグリッパといった最新技術も見ることができる。