富士電機は、スイッチング時に発生する電力損失と電磁ノイズの低減を両立した小容量IPM(インテリジェントパワーモジュール)「P633Cシリーズ」を発売した。
IPMは、IGBT駆動回路と保護機能を内蔵したパワー半導体で、インバータやサーボシステムに搭載される。インバータやサーボシステムは、パワー半導体のスイッチング(電気のオン・オフ)により電圧や周波数を制御することで機械の動作をコントロールするが、パワー半導体がスイッチングの際に電力損失と電磁ノイズが生じることが課題だった。
それに対し同製品は、最新の第7世代IGBT/FWDチップを適用し、従来製品に対して電力損失を10%、電磁ノイズは約1/3に低減。家電製品のインバータや工作機械用サーボシステムに適用することで、搭載機器の消費電力量を削減することができる。
https://www.fujielectric.co.jp/about/news/detail/2023/20230711100005753.html