ハーティングは、産業用角型コネクタ「Hanシリーズ」について、現場結線方式に特殊工具がいらず、迅速に結線できる「Han Push-In」を追加した。
Han Push-In方式は、通常端子台に使用されているケージクランプ結線方式を進化させた技術で、アクチュエータを押し下げてスプリングクランプを開き、電線を挿入するだけで結線は完了。専用工具を使用せず、電線を押し込むだけで簡単に結線でき、スプリングがケーブルを確実に保持して高い引張強度を保証する。
断面積0.14~6mm²、単線と撚線、フェルール付きの幅広い電線を使用でき、規格としてIEC 61373 カテゴリ2(鉄道車両用装置の衝撃及び振動試験)、IEC 60352-7(ばねクランプ結線の一般要求事項,試験方法及び実用的指針)に対応し、厳しい鉄道規格に準拠した高い耐振動性を備える。モジュラー型コネクタシステム「Han-Modular」の電力と信号用モジュールに実装する。
事前に必要なケーブルの長さがわからず現場で結線が必要な場合や、モバイルロボットなど定期的に配線変更が必要な場合、工具の交換が必要な工作機械や製品に添付してエンドユーザが結線する場合などに適している。
https://www.harting.com/JP/ja/news/press-release/Han-Push-In