
キヤノンは、リサイクルにおけるプラスチック片の種類を選別する際に、判別が難しい黒色プラスチック片とその他の色のプラスチック片を、高精度に同時選別することができるトラッキング型ラマン分光技術を開発した。2024年上期には同技術を活用したプラスチック選別装置の発売を予定している。
プラスチック片の種類選別は近赤外分光法が主流だが、黒色プラスチック片は可視光を通さず反射しないので選別できず、ほとんどが燃料としての再利用になっている。一方でラマン分光法は黒色プラスチック片も計測できるが計測時間がかかるためプラスチック選別への採用は難しかった。
そこで同社は、ラマン分光法と計測・制御機器を組み合せて1つ1つのプラスチック片の色に合わせた計測時間を確保し、黒色も含めたプラスチック片を高速かつ高精度に同時選別するトラッキング型ラマン分光技術を開発。再利用できるプラスチック量の最大化に貢献する。