オムロンと早稲田大学は、製造業のエネルギー課題解決のため工場エネルギー管理システムの基盤構築に向けた研究開発をスタートする。研究開発期間は2023年度から2027年度までを予定している。
工場で利用されるエネルギー管理システムや電力関連のデータ形式や通信規格が共通化されておらず、エネルギー資源情報の受け渡しのインターフェースやルールも未整備なため、企業間の枠を越えたエネルギーの全体最適への障害になっている。
これに対し、オムロンの生産現場におけるエネルギー関連データの可視化と管理に関わるセンシングとデータ解析・制御技術やマネジメントノウハウと、早大の制御システムにおける産業用オープンネットワークを利用したエネルギーシステムの最適化技術を組み合わせ、新たな工場エネルギー管理システムの基盤構築に取り組む。 オムロンは自社が保有する工場でエネルギー管理システムの設計・実証を重ね、早大はさまざまな企業に導入可能な共通モデル化に向けた最適化・仕様の検証を行う。
オムロンと早稲田大学、工場エネルギー管理システム基盤構築を共同研究
- 2023年8月5日
- FA業界・企業トピックス
- 2023年8月2日号, オムロン, 早稲田大学
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています