IDECは、2024年3月期第1四半期決算を発表し、売上高は前年度比9.8%減の181億8000万円、営業利益は47.2%減の16億6500万円、純利益は42.6%減の14億6700万円。欧州と米州は好調だったが、アジアパシフィックと国内低迷で減収となり、減収と販管費の増加影響によって減益となった。
仕向地別の売上では、日本は19.7%減の66億8100万円。客先の輸出需要の低迷や在庫調整局面で減収。海外は2.9%減の114億9800万円。海外売上比率は63.2%となった。米州は37億700万円(7.2%増)で、オートメーション製品の供給回復や円安影響で売上増加。EMEAは37億7600万円(13.9%増)で、円安影響とHMI事業が好調で売上伸長。アジアパシフィックは40億1500万円(20.7%減)で、中国経済の景気減速が影響した。
製品別売上では、HMI事業は85億9400万円(3.2%減)、インダストリアルコンポーネンツ事業は29億4800万円(26.3%減)、オートメーション&センシング事業は、23億4100万円(8.4%)、安全・防爆事業が31億400万円(19.2%減)、システムが9億1100万円(4.2%減)となった。
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