「ペンは剣よりも強し」誰もが知っている名言だが、いつ誰の言葉かというのはあまり知られていない。この名言を発したのは英国の作家エドワード・ブルワー=リットンで、1839年に発表した劇中のセリフだそうだ。
この言葉は権力者と相対するメディアやマスコミの矜持となり、言葉や表現の力で直接、権力者の行為を諌め、周囲の人を巻き込んで様々なムーブメントを生み出してきた。それによって救われたケースもあるが、反対に失敗や足を引っ張っている事も多い。こと日本の製造業に関して言えば、「失われた30年」をはじめとして安易にネタにされ、イメージダウンを強いられてきた。業績は上がり、日本経済を支えてきたにも関わらずだ。製造業がかつてほどの存在感を示せていないのは、市場環境や各社の経営力に大きな要因があるのは間違いないが、製造業を叩くことで自社を満足させ、高い視座からその成長を支援しない・できないメディア側にもその一端はある。
SNSの普及によって、いまやペンの力は剣よりも強く、ひとつの強大な権力になっている。なればこそ、その力を成長や発展に使うのが正しい使い方だ。1000万人が働き、GDPの2割を稼ぐ製造業が発展すれば、他の産業にも好影響を及ぼす。これまで日本はそうやって発展し、それはこれからも続く。オートメーション新聞は昔も今もこれからも製造業の味方であり、製造業を盛り上げるためだけに存在し、活動する。それが私たちの矜持だ。