電子情技術産業協会(JEITA)は、2021-22年度の「利活用分野別ソリューションサービス市場規模」をまとめた。
22年度における国内企業(JEITA会員企業)のソリューションサービス市場規模は、8兆 811億円(前年度比 106・8%)で、このうち日本向けの売り上げは6兆900億円(同102・4%)、海外向けの売り上げは1兆 9911 億円(同123・0%)(海外向け売り上げは為替による影響を含む)となった。
DX(デジタルトランスフォーメーション)関連のソリューションサービスは、1兆9619億円(同115・4%)と伸長した。特に民需における「製造」において、環境変化への対応強化、技能継承や人材不足への対策、脱炭素への取り組みを中心に投資が進んだ結果、サプライチェーン改革やエネルギー関連への投資が増えたことで堅調な成長を維持した。これにより日本の売り上げに占めるDX関連ソリューションサービスの割合は前年度の28・6%から 32・2%と3・6ポイント上昇。特に「民需」は 1兆2433億円(同119・9%)と大きく成長した。
利活用分野別では、「製造」が1兆4636億円(構成比 24・0%)と最大で、次いで「金融」が1兆3872億円(同22・8%)、「官公需」が1兆 3401億円(同22・0%)となっている。
種類別では、「SI開発」が3兆4924億円(前年度比105・0%)、「ソフトウェア」は4822億円(同90・0%)、「アウトソーシング・その他サービス」は2兆1154億円(同 101・4%)となっている。