
河村電器産業と三菱電機は、HEMS機能をクラウドに集約し、住宅内機器との通信機能を分電盤内部に備えたクラウドHEMS対応住宅用分電盤を共同開発した。
河村電器産業は、この分電盤を10月4日に発売し、三菱電機はこの分電盤に対応したアプリケーション「ミエネル」を家電製品とスマートフォンをつなぐ三菱電機製家電統合アプリ「MyMU(マイエムユー)」内で提供を開始する。
HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)は、電力需給調整のために家庭のエネルギーリソースを活用できるシステムとしても期待される一方、導入には分電盤の他に通信機能を備えた専用のHEMS コントローラーが別途必要で、製品や工事コストが普及の壁となっている。
それに対し両社は、住宅内機器との通信機能を分電盤内部に搭載し、低コストで HEMS に対応した住宅用分電盤を共同で開発。HEMS機能をクラウドに集約した「クラウド型HEMSプラットフォーム」と組み合わせることで据え置き型のHEMSコントローラーがいらずにHEMSが導入できるようにした。またアプリでエネルギー使用状況の見える化やデータの保存ができ、ECHONET Liteに対応した太陽光発電、燃料電池、蓄電池のエネルギーの使用状況も確認できる。
将来的には、電力会社やアグリゲーターのクラウドと連携して家庭のHEMS対応製品をエネルギーリソースとして活用することでクラウド型HEMSによるデマンドレスポンスに対応し、カーボンニュートラル実現を目指す。