東レ、米国と韓国でレギュラートウ炭素繊維の生産設備を増強

東レは、米国の子会社Toray Composite Materials America, Inc.のスパルタンバーグ工場(サウスカロライナ州)と、韓国の子会社Toray Advanced Materials Korea Inc. の亀尾工場(慶尚北道グミ市)で、レギュラートウ炭素繊維の生産設備を増強する。
レギュラートウ炭素繊維は、フィラメント数が2万4000本までの炭素繊維で、航空機や圧力容器等、高性能・高品位が要求される分野で使用される。特に圧縮天然ガスタンクや水素タンクなどの圧力容器用途は、宅配業務用CNG車両やガス輸送タンクに加え、燃料電池を使用する乗用車、物流トラック、鉄道、船舶などへの採用が拡大し、今後の需要拡大も期待されている。
今回の設備増強により、レギュラートウ炭素繊維の生産量は、現行の年産2万9千トンから3万5千トンに増加。2025年からの生産開始を予定している。

https://www.toray.co.jp/news/details/20230712112238.html

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