
三菱電機は、シンガポールのEVERCOMMSINGAPOREPTE.LTD.に出資し、製造業のカーボンニュートラル実現を支援するソリューション提供を目的に協業する。
Evercomm社は、2013年設立のシンガポール企業で、CO2排出量管理やCFP算定、排出量認証に関するソフトウエアの開発・販売している。ISO14064-1に基づいた事業所単位でのCO2データの管理機能と、これらのデータを第三者認証機関によって認証する仕組み、ISO14067に基づいた、製品単位のCO2排出量(CFP)データ管理機能を備えたソフトウエアと、CO2排出量削減に向けた具体的な施策抽出や効果シミュレーションによって脱炭素化計画の策定を支援するソフトウエアをASEAN地域を中心に展開している。
今回の協業によって、三菱電機のSCADAで収集した製造現場のCO2排出量・削減量データをEvercomm社の管理ソフトウエアに集約し、より精密な実績管理が可能な環境を構築する。さらにEvercomm社は集約されたデータを基に脱炭素化シミュレーションソフトウエアで脱炭素化計画の立案を支援し、三菱電機はCO2削減を実現する最適な省エネ機器や省エネ支援ソフトウエアを提供しCO2の継続的な削減活動を支援する。