
ニデックは、⼩型ブラシレスDCモータにエッジコンピューティングを組み込む技術「インテリジェントモータ」とデジタルツインに対応させる仕組み、さらにそれらを使った機器や装置、システム開発に必要な基本機能を提供する「インテリジェントモータ対応ソフトウェアプラットフォーム」を開発した。
⼩型ブラシレスDCモータはモータ制御機能に特化した専用ICやマイコンが搭載され、上位システムの指示のもとに動作しているが、インテリジェントモータはマイコン搭載モータにエッジコンピューティングを組み込むことで、モータ自身が判断して動作でき、複数のモータが通信機能を活用して互いにコミュニケーションして連携動作する分散制御型の環境を創出し、上位のシステムの負担軽減や上位のシステムが不要になる。
モータ間やモータと機器間はセキュアな通信でシームレスに接続し、時刻同期した制御やデータ共有、モータ相互の動作状況に応じた互助動作や連携動作などが可能。GUIを活用してモータ上で動作するアプリケーションプログラムを直感的に作成・修正でき、ソフトウェア機能部品を活用して開発工数の大幅削減も可能。またクラウド上で動作する仮想化モータで次世代の開発手法や開発環境も活用でき、クラウドで提供されるリモート診断、故障予知、デバイス管理等も利用することができるようになる。