ワイドミュラーは、各種の配線接続向けに工具事業を展開している。
日本市場は、長年ネジ接続技術が主流であったが、この10年で産業市場にはPUSH-IN接続技術が普及し、推定40%近い配線接続に採用されており、この流れはこれからも広がるとみている。その流れを受け、日本法人でも工具事業を2023年7月より本格展開を開始した。
昨今の製造現場での人手不足、人件費高騰から現場ではより作業効率を重視する傾向が強い。さらに、ヨーロッパ式PUSH-IN接続技術の普及もあり、それに対応する自動工具の需要が増してきている。
多くの自動工具の中から、まずは需要の高いと思われる自動ケーブルカッター機、自動電線剥き機、自動圧着機、さらには自動電線剥き兼圧着機の4種類を日本市場に展開する。
特に自動電線剥き兼圧着機は、日本の電線径0・3、0・5、0・75、1・25、2㎟に対応している。東京・品川の本社には即実演が出来るデモ機も用意している。