NECプラットフォームズは、静岡県掛川市の掛川事業所内に建設した新工場が本格稼働を開始した。
新工場では、主に5Gモバイルルータ、5Gホームルータ、ホームゲートウェイ、企業向けLANスイッチ、無線LAN製品などの製造を担当。ローカル5Gを活用した自律走行搬送ロボット(AMR)の運用や、AMRと無人搬送車(AGV)の同時複数台制御など、先進技術を活用した仕組みを取り入れることで製造工程の自働化・高度化を図り、掛川事業所全体で生産効率30%向上を目指す。AMRの導入により工場内のフロアレイアウトの自由度も向上しており、新製品の生産ライン立ち上げや増産・減産など、変動する市場環境や顧客ニーズに柔軟に対応している。
屋根に太陽光パネルを設置し、自家消費型の太陽光発電システムを導入し、年間約281Mwhの発電量を見込んでおり、新工場の消費電力の約10%を再生可能エネルギーで賄い、一般家庭約40世帯の年間排出量に相当するCO2約120tを削減できる予定。
地上4階建て、延べ床面積1万5632平方メートル。
https://www.necplatforms.co.jp/press/202308/20230829_01.html