リンスコネクトは、強化ガラスに貼り付けた透明有機ELパネルを工作機械の安全窓に組み込み、安全窓を透明な高機能ディスプレイ化する技術コンセプト「Visual Twin」を発表した。
同技術は、透明性のある有機ELパネルを工作機械の安全窓に組み込み、パネルまたは機内に装着したカメラ画像で内部の状態を透明有機ELパネルに映し出すことが可能。タッチパネルモニタで制御装置のモニタリングに加え、3D図面やCAMの工具軌跡等の表示もできる。
機械の内部を目視とカメラ画像の両方で確認できるようになるほか、ディスプレイに必要な情報を投影することも可能。段取りデバッグ時に機械のドアを閉めた状態で、主軸をズームアップした画像と同時に機内を目視しながら機械操作をしたり、加工時にクーラントが飛び散って機内が見えない状態でも、機内カメラの画像を透明有機ELパネルに映し出して内部の状態をモニタで実際に見るなどで生産性向上につなげることができる。
10月18日から21日にポートメッセ名古屋で行われる「メカトロテックジャパン」で、コンセプトモデルを出展してデモを実施する。
リンスコネクト、工作機械の安全窓に透明ディスプレイ化する透明有機ELパネルソリューション発表
- 2023年10月22日
- 新製品/サービス
- 2023年10月18日号, Visual Twin, リンスコネクト, 有機ELパネル
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています