クラボウは、高速3Dビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」の認識精度を向上させられるセンサーヘッド分離型の新機種「Kurasense-C100FX」を発売した。
同製品は、柔軟物の形状を高速で認識することができる高速3Dビジョンセンサーで、2020年4月に販売開始後、電子部品の組み立てや医療機器の製造工程、ワイヤーハーネスの製造、組付け工程など、これまで自動化が困難だった工程に採用されてきた。新製品では、高速3Dビジョンセンサー部とコントローラー部を分離&コンパクト化してセンサーをロボットハンドに取り付けられるようにし、対象物の認識視野をロボットハンドの可動域まで拡大。
センサ認識精度も向上し、ケーブル認識精度は従来比約3倍、3次元位置決め精度は同約5倍(±0.5mm→±0.1mm)となった。これまでより小さく細いケーブルを高精度に認識でき、自動車のエンジンやトランスミッションなど大型対象物に対しても様々な方向からケーブルやコネクタを嵌合させられるようになる。
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