富士電機機器制御は、電磁接触器・電磁開閉器の新製品 「SC-NEXT」シリーズについて、11~18A(AC-3、200-240V)の容量帯を発売した。
同製品は、ベストセラーとなっている電磁接触器・電磁開閉器の新SCシリーズとNEO SCシリーズを35年振りにモデルチェンジした新製品。現行品の長寿命・高信頼性の特長を継承しながら製品外形を小形化し、最大28%のサイズダウン実現。補助接点は使用用途によって1~4極から選べるようバリエーションを用意し、必要接点数に絞ることでさらなるスリム化が可能。38AまでPLCからダイレクト駆動ができ、リレーやICコイルが不要となり、小形・高機能化で制御盤・配電盤設計の自由度を高めることができる。
また環境負荷低減・省エネ化を大幅に向上し、開口部面積を70%低減して外部からの粉塵が侵入しにくい構造とすることで異物混入による故障を防ぎ、安定稼働と長寿命化を実現。消費電力も交流操作形では最大29%、直流操作形では最大73%低減している。接点やコイルなどの消耗部品は交換可能な構造とすることで製品を長く使い続けることができ、廃棄機会も削減。また構成するプラスチック材料の98%がリサイクル可能で、カーボンニュートラルの実現に寄与する。
IP20適合の端子カバーを標準装備して点検やメンテナンス時の安全性を向上していることに加え、形式と商品コードを同一化することで形式の数を大幅に削減し、製品選定や発注業務の手間を効率化。また製品正面にQR コードを搭載し、仕様書・外形図などの製品情報をその場で容易に取得できるようになっている。
三相かごモータ容量(AC-3、200-240V)で 11~65A 品をラインアップする予定で、11~18Aまでの機種を10月から発売し、他の容量帯やオプション類は今後順次発売していく。