
エデックリンセイシステムは、協働ロボット向けに、安全に関する認証であるIEC61496、IEC62061 の規格認証(SIL2)を取得した3D安全センサ「AcroSensor(アクロセンサー)」を11月初旬から発売する。
これまで協働ロボット向けの安全センサは2D方式のレーザースキャナーが使われ、人の全身の接近を検知し、手先の接近までは検知できなかった。そのため安全確保のためには人が手を伸ばした時の距離を考慮した広範囲を停止領域として設定し、チョコ停が発生しやすくなっていた。
それに対し同製品は、ミリ波レーダーをs活用した3D検知技術で協働ロボットに接近した人の胴体ではなく、手先を検知することで適切な距離で検知し、従来方式の安全センサーに比べてロボットが停止する領域を狭く設定できる。協働ロボットの安全センサーとして使うことで人がロボットに接近した際に検出される過剰な一時停止(チョコ停)を減らし、ロボットの生産性向上につなげることができる。