
矢野経済研究所の国内製造業のプラント向けO&M(オペレーション&メンテナンス)サービス市場調査によると、2022年度の国内市場規模(事業者売上高ベース)は前年度比1.2%増の1兆312億円。定期修理工事や日常保全、ユーティリティ設備の修繕などの案件が前年度から増加し、コロナ禍で延期されていた工事も回復傾向で市場規模が拡大。2023年度は日常保全などのメンテナンスニーズに加えて、投資が保留となっていたメンテナンス案件が発生する見通しで、前年並みの1兆323億円になる見込み。
2024年以降は、2024年度が1兆405億円、2025年度が1兆454億円と予測。プラントの高経年化による機器や構造物の劣化に対する点検や修繕業務の必要性の増加と技術者不足などを理由に保全業務を専門事業者に委託する動きが進む見通し。
また遠隔監視需要は成長が期待され、人の巡回監視からセンサやカメラによる自動化が拡大。フィールドエンジニアリング会社など大手のO&Mサービス事業者が遠隔監視機能を組み込んだメンテナンスメニューを拡充する動きがあり、活用がさらに進むと見られている。