全国電子部品流通連合会(JEP、屋宮芳高会長)は第49回通常総会を東京ガーデンパレスで10月18日開催し、2022年度事業報告、および収支決算、23年度の事業計画、収支予算などを審議し、承認した。
総会には会員236社から144人(委任状を含む)が出席した。
冒頭、屋宮会長が「新型コロナも終息しつつあり、秋葉原にも海外からの観光客が増えている。部品も入手できるものも増え、在庫がだぶついてものもあるが、まだ入手しづらいものもある。JEPの会員ネットワークをつないで、部品供給が出来るようになるといいのではないかと考えている。また、東北・北海道地区での組合組織の復活ができないかも検討していきたい。魅力ある業界にするために多様な人材供給できるように社員研修にも力を入れていくので、皆さんの知恵を拝借したい」とあいさつした。
総会は屋宮会長を議長にして進められ、最初に松本年生専務理事から22年度の市況と事業報告が行われた後、委員会活動報告が組織委員会(平松達弥委員長)、教育情報委員会(藤巻宏直委員長)、流通近代化委員会(川鍋季明委員長)、労務委員会(市村保徳委員長)の順で行われた。
さらに、鳥居和久会計理事から収支決算報告が、中西日出喜監事から監査報告がそれぞれ行われ、承認した。
続いて、23年度の事業計画案が松本専務と渡辺勤事務局長から、収支予算案が鳥居会計理事から説明があり承認した。
役員の一部変更も行われ、創ネットの小口公士氏に替り、サンテックテクノロジの中川游歩氏が新理事に就任した。
23年度は、引き続きCEATECへの協賛と、電子機器トータルソリューション展内での「Electronics Component & Unit Show」(ECU Show)への出展を行う。
総会終了後、6つの単組から地区情勢報告が行なわれた。
特別講演会は、トランス・ニュー・テクノロジの木村光範代表取締役が「中小企業の生成AI活用について」と題して行った。