ソルトンは、独・アイコテック(icotek)社の革新的なケーブルエントリーシステムの販売に注力している。
このケーブルエントリーシステムは、2022年に日本鉄道車両機械技術協会の車材燃試を受験し「難燃性」の判定を受けた。これにより日本国内で運行されている車両に使用が可能となった。加えて、欧州難燃性規格EN45545-2(HL3)を取得している。
完全ハーネスの配線作業効率を高める構造としてフレームと配線保持のグロメットそれぞれが分割でき、異なる配線径を一カ所の貫通穴に自由自在に集約できる。また、多種類のグロメットを用意したことでφ1㎜~最大115㎜まで配線が可能。
注目製品は業界に特化したEN45545-3取得のシール材で、フレームとは反対側に可燃性が想定される箇所に取り付け、約200℃の熱を感知すると膨れ上がり配線用に開けた貫通穴を塞ぐことができ、炎を屋外へ拡散させない重要な部品である。
さらに、EN61373準拠のストレインリリーフやシールドクランプも用意し、空調、運転台、乗降扉、安全柵、床下機器などの配線処理のソリューションとして認知度が高まりつつある。
鉄道技術展小間№P-21。