三菱電機は、フィンランドのVisual Components社と、3Dシミュレーターを開発・販売する合弁会社「ME インダストリアルシミュレーションソフトウェア株式会社」を設立した。出資比率は三菱電機が70%、Visual Components 社が30%で、11月1日から営業を開始した。
Visual Components社は3Dシミュレーションソフト開発・販売の専門企業で、FA機器メーカーの PLC・ロボットとの接続機能や3Dシミュレーターの機能を拡張するためのインターフェースを標準で備えるソフトウェア技術を持っている。その技術を三菱電機の3Dシミュレーションソフト「MELSOFT Gemini」に追加し、機能・サービスをさらに進化させていく。
具体的には、フィンランドに開発拠点を立ち上げ、3D シミュレーターによる装置制御検証に強いシミュレーション環境を提供し、制御ロジック生成による設計効率化とモノづくりデータ活用による生産性の向上を実現する新機能を開発し、また日本とアジアを中心にFAシステム事業のソリューション提案力を強化を目指す。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2023/pdf/1101-b.pdf