B&Rは、中型の移動式機械向けに、スタンバイモードを搭載したコンパクトコントローラ「X90 CP150」を発売した。
同製品は、農業用車両や建設機械などオフハイウェイ用の商用車など過酷な環境で使用される移動式機械向けのコンパクトコントローラ。短時間のエンジン停止後すぐにマシンや車両を再始動させるオプション機能となるスタンバイモードを搭載し、電子機器の再起動までの待ち時間を完全になくして機械の運転準備をより迅速に実行可能。マシンがスタンバイ状態にある場合、アプリケーションはアクティブなままマシンを監視し、エンジンの点火、CANまたはI/Oをトリガーとするウェイクアップイベントの後、即座にオペレーティングモードに切り替わる。これによりオペレータは待機時間を少なくでき、CO2排出量も減らせるため、環境負荷を低減することができる。またマシンが長時間スタンバイモードにある場合は、コントローラは内蔵バッテリーモニタを使用して車両バッテリーの放電を防ぐ。
過酷な使用環境に最適で、保護等級IP69Kを満たし、ほこり、湿気、極端な温度から保護し、高圧洗浄も可能。農業用車両などで起こりうる大きな振動レベルにもうまく対応できるようになっている。
B&R、移動式機械向けのスタンバイモード搭載コンパクトコントローラ「X90 CP150」発売
- 2023年11月14日
- 新製品/サービス
- 2023年11月8日号, B&R, コンパクトコントローラ
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています