オムロンは、銅、亜鉛を含有しない二次電池製造工程向け近接センサ「E2EW-EV」を発売した。
二次電池製造工程では、銅や亜鉛の微小な金属粉が電解液に紛れ込むとセパレータの破壊や短絡を引き起こすリスクがあり、安全性や信頼性の担保のため製造工程で銅や亜鉛を含有した機器の使用は基本的には忌避されている。使用する場合も機器の選定と金属含有率調査のため時間がかかってしまう。
それに対し同製品は、銅と亜鉛を筐体に含まないSUS筐体で、付属品の締め付けナットや座金にもSUSを使用し、二次電池製造工程で安心して利用可能。鉄もアルミも同等検出距離で、鉄・アルミ混流ラインでも共通設計が可能。強靭なフルメタルボディを採用し、長距離検出で検出ミスによる突発停止を低減している。
NO+NCの2出力タイプや、IO-Link対応機種もラインアップ。センサヘッド検出面への検出距離、ケーブルへの形式印字はすべてレーザ印字のため、ミスなくセンサ交換できる。
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/3909/feature.html