UCC上島珈琲は、水素を熱源とする大型焙煎機をレギュラーコーヒー製造の主力工場である静岡県富士市のUCC富士工場に導入する。運転開始は25年4月を予定。
コーヒーの焙煎プロセスの熱源には一般的に天然ガスが使用されているが、同社は燃焼時に二酸化炭素を排出しない水素を熱源とする焙煎機と水素バーナーの開発・実装を進める。
熱源を100%水素とした場合、水素焙煎時の燃料由来の二酸化炭素排出ゼロとなるほか、ハイブリッドバーナー(都市ガスやLPGと水素を混合して使用可能)を使うことで多様な水素化ニーズに対応する。従来熱源による焙煎との味覚差についても研究している。
製造能力は約6,000t /年間。水素は山梨県よりグリーン水素を調達する。総事業費は約10億円。
UCC、静岡県富士市の富士工場に水素を熱源とする大型焙煎機導入
- 2023年11月24日
- 工場・設備投資
- 2023年11月15日号, UCC上島珈琲
オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。
購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。
オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています