
ユニバーサルロボットは、協働ロボットURシリーズについて、30kg可搬の「UR30」を発売した。
同製品は、重量物の搬送など人手で行う重作業にフォーカスし、可搬重量を30kgまで高めた協働ロボット。厚生労働省の規則では重量物の搬送について、満18歳以上の男性の場合は体重の40%以下に努めるように明記されており、20〜30kg弱のワークや箱などを人が持ち上げて運ぶような重作業を代替・支援するアプリケーションをターゲットとしている。
可搬重量アップを実現するにあたってアーム構造を見直し、腕部は円筒形のチューブ構造から径の異なるテーパーがあるチューブ構造にすることで堅牢性・剛性を向上したほか、ジョイント部も堅牢性を高め、トルクは最大25%向上、速度も最大30%向上、保護等級IP65に対応させた。その上で部品点数を50%削減し、軽量化も実現。ほかの同等の協働ロボットは本体重量100kgを超えるのに対して同製品は63.5kgに抑え、移設や再配置など柔軟な設置を可能にしている。
アーム長(リーチ)は、重量物搬送に合わせた1300mmのコンパクトサイズで、高いところの積み上げや積み下ろしを想定した20k可搬のURe20よりも短め。省スペースで設置でき、搬送やパレタイジングのほか、加工機へのワークの投入・取り出しのマシンテンディング、軽量さを活かして中小型のAGVやAMRへの搭載にも最適。
また、ステディモードでアームにかかる負荷・反力をいなすことができ、高トルクのねじ締めやバリ取り・研磨作業等を行なっても保護停止モードにならずに継続した作業が可能となっている。