ターク・ジャパン(東京都台東区)は、制御盤内監視モジュール「IM18-CCMシリーズ」を発売した。
新製品は、センサによるデータ収集と制御盤内の状態監視をすることができるLinuxベースのIoTデバイス。モジュールに搭載されたセンサで盤内の温度、湿度、ドア開閉状態などの監視を行い、Ethernet、RS-485/CAN、汎用入出力、リレー出力、アナログ入力といった様々なインターフェースから収集した状態監視データを、QTTやOPC UA経由で外部に出力することができる。
さらに、産業用のIoTプラットフォームであるSIINEOSを搭載した「IM18-CCM60」では、収集したデータを表示するダッシュボード画面を簡単に作成が可能。
また、電源測定用拡張モジュール「IM18-CCM51」を用いると、電流測定センサを追加して電流監視することもできる。背面に専用のバスコネクタを備えているためワンタッチで「IM18-CCMシリーズ」と接続して、測定範囲30A、80A、100A、300A、600AのTDKClampOn CCTシリーズを最大12点接続できる。
モジュールの幅はわずか18㍉しかないためスペースに制限がある盤にも設置が容易。
制御盤内には多数の電子機器が搭載されていことで、それらの発熱で盤内の温度が上昇しやすく、しかも湿度による結露などもトラブルにつながることから、温湿度の管理も重要になっている。