東芝インフラシステムズは、産業用コンピュータの新製品「FA2100TX model 700」を発売した。
新製品は「FA2100T model 700/600」の後継機として、スペースを有効に利用できるスリムタイプ(幅100×高さ310×奥行き340㍉)のため縦置き/横置き設置が可能で、設置スペースを十分に確保できないような盤や装置内でのスペースを有効に利用できる。
また、高性能CPU Intel XeonプロセッサW-1270TE(20G㎐/8コア)を搭載して高速な処理を実現し、ギガビット対応のEthernetインタフェース(10BASE-T/100BASETX/1000BASE-T自動切替)を4ポート標準搭載しつつ、産業システムで必要なCOMポート(RS-232C)やPCIスロットなどのレガシーインタフェースも搭載している。
さらに、セキュリティ対策のため、キーロック付きフロントパネル(オプション)で施錠することによりフロントパネルの着脱を制限して、ストレージなどへの不正なアクセスを遮断するとともに、フロントスイッチカバーをフロントパネル内部の専用ネジで固定することで、USBコネクタや本体POWERボタンなどへのアクセスも遮断できる。同時に、本体背面部には本体ロック金具やセキュリティロックスロットを標準搭載しており、本体の盗難防止及び本体内部へのアクセスを遮断。
そのほか、ドライブユニット、冷却ファン、バッテリなどの寿命部品を本体前面から容易に交換が可能、24時間連続稼働を前提として、高信頼・長寿命部品を採用し、ディレーティングを考慮したハードウェア設計、長期製品供給(販売開始後5年間)と最長15年の保守期間で2038年10月まで製品保守を実現、などの特徴を有する。