ローム、マレーシア工場に新棟竣工 アナログICの生産能力を強化

ロームは、アナログICの生産能力強化のため、マレーシアの製造子会社であるROHM-Wako Electronics (Malaysia) Sdn. Bhd.(RWEM)に建設していた新棟が竣工した。


RWEMでは、これまでダイオードやLEDなど小信号デバイスを中心に生産していたが、新棟ではアナログICの注力商品の一つである絶縁ゲートドライバの生産を予定している。生産能力強化に加え、BCM(事業継続マネジメント)の観点からアナログIC生産工場の多拠点化を推進するため、RWEMとして初めてICの生産を開始する。
新棟は、さまざまな省エネルギー技術を用いた設備を導入し、CO2排出量を従来比15%減の環境負荷軽減を進めるほか、最新の各種災害対策を導入することによりBCM体制の一層の強化を図る。2024年10月から稼働予定で、RWEM全体の生産能力は最終的に約1.5倍になる見込み。
新棟は地上3階、建築面積は9860平方メートル、延床面積は2万9580平方メートル。2023年8月竣工、2024年10月稼働。

https://www.rohm.co.jp/news-detail?news-title=2023-10-13_news&defaultGroupId=false

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