デンカは、SCG Chemicals Public Company Limitedとの共同出資でタイにアセチレンブラック製造販売事業を行う合弁会社を設立し、ラヨン県マプタプットにアセチレンブラック生産プラントを建設する。
カーボンブラックの一種である同社のアセチレンブラックは、独自の熱分解合成技術により金属、硫黄等の不純物が極めて少ない純度の高さに加え、優れた導電性を有し、xEV のリチウムイオンバッテリー、洋上風力発電の高圧送電線ケーブル用途で使用され、今後も需要の伸長が見込まれている。このたびのタイでの製造拠点の新設と年間1万1000トンの生産能力のプラントの建設により、製品の安定供給を図る。
投資金額は約595億円。2026年上期完工予定、2026年下期稼働開始予定。
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1164/20231010_denka_abjv.pdf