日揮グローバルと横河電機は、月面プラントを想定した地球外通信に対応する制御システムを共同開発する。
月有人探査計画のアルテミス計画やJAXAの月面での水資源を利用した水素・酸素供給プラントの構想検討など月面にプラントが建設される可能性を背景に、両社は地上で実績のあるプラントの運転・遠隔監視・制御技術や知見を活用し、重要な要素技術となる地球外通信に対応した制御システムの研究開発を進める。
共同開発では、日揮グローバルのエネルギープラントの制御・運転に関するノウハウと月面プラントに関する知見と、横河電機の遠隔監視・制御技術を組み合わせて通信遅延を模擬することが可能な実験装置を設計・製作し、超遠隔通信対応の制御システムの最適解を検討し、2024年度内を目途に検討成果を得る予定。また制御システムのコントローラを装置から分離してプラントを遠隔制御する技術となり、得られた成果は地上のプラント・施設への転用も視野に入れて検討する。
https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2023/2023-12-04-ja/