THKは、搬送ロボット「SIGNAS」について、牽引重量を2倍に向上し1トンまで牽引できるタイプを発売した。
同製品は、ロボットに内蔵したステレオカメラで、現場に設置された目印となるサインポストとの距離・方位を計測し、経路に沿って走行動作(発進/カーブ/スピンターン/停止)を制御して移動する搬送ロボット。床面の磁気テープを必要とするAGV(無人搬送車)とは異なる独自の自律移動制御システムで、プログラムの専門知識がなくてもサインポストの位置を変更することで簡単に走行場所を変えることができ、レイアウト変更工事の手間をかけずに自律搬送が可能となる。
積載用途のほか、複数台の台車を後方に連結させたり、台車の下に入り込んで牽引するなどで利用でき、新型機は車体寸法が22mm背が高くなっただけで牽引重量を既存機の2倍の1トンに向上させ、これまでと同じ道幅でより幅広いワーク・用途に対応できるようにした。
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