
シーシーエスは、マルチバンド照明のリングタイプ、ドームタイプ、面タイプを開発し、複数波長の光を使って画像処理検査では見分けがつきにくい不明瞭な違いを判別する識別ソリューションを拡充する。
検査用照明には赤色、白色などの可視光、紫外波長、赤外波長のラインアップがあるが、同色の異物混入や同じ色味に見えるものなど検査対象物によっては単一の波長では検出が難しく、広い波長域を持つ光源とマルチスペクトルカメラやハイパースペクトルカメラ等の特殊機材を使っての検査が必要だった。
それに対し同社は、2021年にリングタイプのマルチバンド照明を開発し、単一の波長だけでは難しい識別検査に対して複数波長の光を使って画像の見え方の差を利用した識別ソリューションを提案してきて、このほどドームタイプ、面タイプでラインナップを拡充したことによって、より識別ソリューション提案の幅を拡大した。