冷凍食品メーカーの食研は、愛知県豊橋市三弥地区に工場を新設し、現在の豊橋工場を移転する。これにより同社の生産能力は1万トンになる計画。
新工場の敷地面積は現工場の約5.8倍に広がり、カツ類、カツサンド、食品機能製剤の製造を担い、冷凍食品の製造能力は年間5000トンで、これまでの約2倍となる予定。製造ラインは「加熱済み品の専用ライン」と、「加熱済み品と未加熱品の切り替え可能なハイブリッドラインの2ライン体制を整える。
また、新工場に導入する急速冷凍設備の冷媒には「自然冷媒」を採用。自然冷媒には二酸化炭素やアンモニアが使われるため、温暖化への影響をフロンの1万分の1に抑えることができる。LED照明も導入することで電気消費量を削減、CO2排出量軽減に貢献する。
敷地面積は2万0244平方メートル、延床面積は7292平方メートル。2023年12月に竣工し、2023年12月中旬操業開始。設備投資額は55億円。
食研、愛知県豊橋市の豊橋工場を移転・新設 製造能力は2倍に
- 2023年12月17日
- 工場・設備投資
- 2023年12月13日号, 食研
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