
日本精工(NSK)と東京工業大学は、東工大すずかけ台キャンパス内に「NSKトライボロジー協働研究拠点」を設置した。
両者と2020年からベアリングをはじめとした転がり機械要素のトライボロジーを解明するための鍵となる技術である材料、潤滑、力学の3分野の個別の共同研究を推進してきた。同所では、これまで材料、潤滑、力学それぞれ個別に行っていた研究3分野を総合的に研究し、NSK単独では解決が困難な課題について、本質を理解して現象を解明すると同時に、従来の研究をより深化させ、転がり軸受製品の寿命延長や性能向上など、高機能な軸受製品や直動製品の創出につながる画期的なソリューションを産み出していく。また両者の研究者が相互交流を緊密に行い、高度な基礎研究を推進できる人材の育成にも継続的に取り組む。