世界経済フォーラムは、世界の先進的な工場「Lighthouse(ライトハウス)」について、2023年は世界9カ国24工場を選出した。これによりライトハウスは全153カ所となり、日本では日立製作所大みか工場、GEヘルスケア日野工場、P&G高崎工場の3カ所が選出されている。
ライトハウスは、第4次産業革命をリードする先進的な工場を指定してDXの推進を支援する目的のもと、世界経済フォーラムが2018年からスタートしたもので、毎年世界中の工場が審査を受けて認められている。DXや生産性を評価するFactory Lighthouse、バリューチェーン・サプライチェーンを評価するE2E Lighthouse、脱炭素や持続可能性を評価するSustainability Lighthouseの3種類があり、2024年1月時点でFactoryが99カ所、E2Eが54カ所、Sustainabilityが17カ所となっている。
また全153のライトハウスのうち、地域別分布では、中国が60カ所で最も多く、続いてヨーロッパが38カ所、インドが14カ所、ASEANが12カ所、北米が11カ所となっている。日本は3カ所。
産業別では、半導体など先進産業が最も多い83カ所、続いて民生品が25カ所、プロセス産業が21カ所、医薬品が23カ所、物流が1カ所となっている。
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