新年明けましておめでとうございます。関係団体、並びに会員の皆さまには日頃より当工業会の事業に多大なるご尽力をいただき、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウィルス感染症も昨年5月に5類へ移行し、ようやく通常の活動に戻りました。しかし、世界情勢はロシアとウクライナ、中東のハマスとイスラエルの軍事衝突は収束が見えず、世界の政治・経済は混迷を続けています。
こうした中で、私共を取り巻く市場環境は、約2年続いた部材不足がほぼ解消し、積み上がった受注残の処理が進む一方で、中国市場の停滞などの影響もあり、予想以上に市中在庫が膨らんでいます。同時に、為替の影響、物流費の上昇、人手不足などからコスト面を圧迫する課題が生じております。
当会の活動もここ数年コロナ下で制約されたものになっていましたが、昨年から少しずつ以前の状態に戻りつつあります。今年1月には会員の皆様が一堂に会する定時社員総会、及び新年賀詞交換会の開催を予定しています。
日本配線資材工業会は、会員の為の工業会として、メーカー、商社などが一堂に集まった工業会として、これからも会員企業に役立つような活動をして参ります。今年も引き続き、会員の増強と認知度向上に向けて、西日本部会、青年部ともに活動に取り組む所存です。
今年の経済見通しは依然混沌としたものになっていますが、九州や北海道では大型の半導体工場の建設が進み、また25年の大阪万博開催に向けた大きな投資も予定されています。
当会の扱う配線資材は、工場から建設、自動車、電子機器など、第1次産業から3次産業まで幅広い分野で利用されています。変化する市場環境への対応を、会員企業が情報交流を進めながらタイムリーに進めることが重要になっています。今年はそうした機会を積極的に提供して参りたいと思います。
最後になりましたが、引き続き会員の皆さまからのご支援、ご協力をお願い申し上げますとともに、皆さま方のご発展とより一層のご活躍を祈念いたします。