計測と制御、オートメーションを専門とした国内最大級の展示会 IIFES2024 が開幕した。IIFESのキャッチフレーズである「革新を止めるな!」に、今回の開催テーマ「MONODZUKURIで拓く、サステナブルな未来」を加え、「サステナブル」「イノベーション」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の3つをキーワードで会場を盛り上げる。
2019年に、それまで別々だったSCF(システムコントロールフェア)と計測展が統合して計測と制御・オートメーションの専門展示会のIIFESとなって今回が3回目。IIFESは、「Innovative Industry Fair for E x E Solutions(イノベーティブ インダストリー フェア フォー イー バイ イー ソリューションズ)」の略で、「Innovative Industry Fair」は先進性や創造性に富んだ産業展示会であること、「E x E Solutions」のEはElectrical、Electronic、Engineeringといった電機・計測、工業を連想する言葉を、xはEで表される関連分野の技術がシナジー効果を起こす姿を表し、新たな価値づくりにつながる策(Solutions)が得られることを表現している。
2019年の開催時はSociety5.0、前回2022年にはDX(デジタルトランスフォーメーション)のトレンドのなか開催され、IoTやビッグデータ、AI活用などの先進技術を通じた製造の高度化、効率化、生産性の向上に資する技術や製品が数多く展示された。
今回はサステナブル・持続可能な社会に向け、これまで培ってきた計測や制御、デジタルの技術を使ってカーボンニュートラルや省エネ、リサイクルなどを高いレベルで実現するための有益な技術や製品が出品され、さらに、そこへ向けた手法やアプローチをセミナー等で紹介する。
リアル展には195の企業・団体、オンライン展には39の企業・団体が出展し、来場者はリアル・オンライン合計で5万人超を目指している。