クラボウ化成品事業部は、今後、本格的な回復が見込まれるブラジルの自動車市場に対応するため、関係会社であるクラシキ・ケミカル・プロダクツ・ド・ブラジル(KCB)の生産ラインを増設し、2025年5月の生産開始を目指す。
同社化成品事業部は、自動車内装材向け軟質ウレタンフォーム事業を展開し、生産拠点として国内に3工場と関係会社を2社保有。海外には、中国に2社、ブラジルに1社の関係会社を保有している。2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大や半導体などの部品不足の影響も受け、ブラジルの自動車市場が低迷していたが、2024年以降は本格的な回復が見込まれることから、KCBへの設備投資を決定。生産能力を現状の2倍に増強し、既存顧客のさらなる増産要求と新規顧客からの引き合いに対応する。生産開始は2025年5月を予定する。
投資額は約10億円。2023年12月生産ラインの製作開始、2023年12月生産ライン設置工事、2025年5月生産開始予定。
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