
伊藤忠エネクスは、岡山県倉敷市に、グループで2カ所目、西日本では初となる高品位尿素水AdBlue(以下アドブルー)の製造工場を新設した。
アドブルーは、ディーゼルエンジン車の排気ガス中に含まれる有害な窒素酸化物(NOx)を無害化する効果を持つ高品位尿素水。日本では環境省による排出ガス規制を受け、アドブルーの使用を必須とする尿素SCRシステムを搭載したディーゼルエンジン車両が年々増加し、アドブルー需要も成長を続けている。
新工場では、岡山という立地を生かし、今後需要が見込まれる船舶向けAUS40の販売強化も視野に入れ、西日本でも強固なアドブルー供給体制の構築を目指す。