【各社トップが語る2024】高木商会「プロアクティブ営業の定着」代表取締役社長 中山 広幸

2024年3月期の業績は、売上高が前年度比89%の280億円、営業利益、経常利益とも同70%の達成に向けて邁進している。
 電力業界向けが209%、鉄道交通向けが137%と堅調であったのに対し、PCB関連や事務機関連向けが特に厳しかった。また、製品では電源が納期の回復で191%と好調で、IPC&産業用ネットワークやエッジAI関連も堅調であった。
 政府の2024年度予算を見ても、半導体、AI、蓄電池、再エネなどへの重点策が目立ち、半導体製造装置に主力顧客が多い当社にとって、設備投資の恩恵を享受できる好位置にある。今年秋頃の半導体製造装置需要の好転と、電池関連装置、工作機械、ロボットの成長の波に乗りたい。
 いま注目のAI技術の提案に向けて、産業用AIコンピュータ「NVIDIA Jetson搭載 エッジAIアクセラレータ」を活用した画像処理や予兆保全などへの利用に向けた種まき活動を進めている。また、日本のSI企業と連携して、海外メーカーの生産設備向けプロジェクトも始動をしている。昨年、台湾・YAGEOが、シュナイダーエレクトリックのセンサ部門を買収したことから、当社がTESE Japanの主力代理店になったことで売り上げを見込んでいる。さらに、接続機器も、コネクタとケーブルハーネスで付加価値を高め、将来は200億円ビジネスに成長させたい。
 一方、業務合理化を目的にRPAを内勤業務3~4人が自ら開発、推進し、作業時間の削減と入力間違い防止で大きな効果を発揮している。昨年から強化している、市場を先読みするプロアクティブ行動が多くの顧客から評価いただけるようになっている。今年はこれを特に納期管理面で定着させ、顧客の課題をどこよりも早く入手し課題解決提案を行えるようにしたい。同時に、組織をフラットにして顧客への担当窓口を増やし、サービスの向上と社員の士気向上を推進していく。

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