【各社トップが語る2024】中央無線電機「次の飛躍へ基盤固め強化」代表取締役社長 藤木 愛

2024年4月期の売り上げは前年度より下がり、96%ぐらいになると思う。受注が前年の反動もあり下がってきている。その中で、鉄道インフラ関連の売り上げは景気に左右されずに安定して伸びている。
 来期も売り上げの大幅増は難しいが、今期並みか、数%のアップを考えている。現在の市況は半導体関連市場の停滞が影響していると見られるが、本格回復は25年以降とも言われており、その時期にお客さまから採用いただけるよう準備を進めていく。
 21年から人材育成プロジェクトを立ち上げ、当社に合わせた1対1のミーティングを毎月重ねている。社内の営業と管理の2つの部門を中心に、今年も目標を決めてアクションプランに沿って進めていく。同時に、新入社員も増えていることから、社内と社外のメーカー研修会などを通じて社員のスキルアップを図っている。
 新商材の開拓も進めており、昨年はメカ系商品としてパナソニックのサーボモータの拡販に注力。従来から、電気系に比べメカ系のお客さまが少ないことから、社内のモータ販売の有資格者社員を中心にメカ系顧客へのアプローチを強化した。メーカーからも当社の営業力を期待されており、応えていきたい。
 さらに今年は、パナソニックのセンサや多回路エネルギーモニター、三菱電機のロボットなども重点拡販商品として取り組む。
 コロナ禍で中断していた取引先の集まりである「中央会」の活動も、昨年10月に久しぶりに講演会を開催し、ZMPの谷口社長から「ロボットが社会インフラになる」というテーマでご講演いただいた。
 今期(72期)と来期(73期)は、次の発展に向けた基盤固めの2年間と位置づけ、人材育成や社員のスキルアップに向けた勉強を重ねている。景気が本格回復した時に、出遅れないように初心に帰って取り組んでいきたい。

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