IDEC、離れた場所から非常停止用押ボタンスイッチを無線で操作できる非常停止アシストシステム発売

IDECは、離れた場所から非常停止用押ボタンスイッチを無線で操作できる非常停止アシストシステムを発売した。
非常停止用押しボタンスイッチは、押すことで確実に装置を停止できるが、人が直接操作しないと動作しないため、直接操作が難しい場合には緊急停止をさせることができずにリスクとなっていた。AGVやAMRなど動き回るものの場合、走行時には本体の非常停止用押しボタンスイッチの操作が難しいなどの新しいリスクも発生していた。
それに対し同システムは、作業者が装着して使用する無線スイッチ送信機と無線スイッチ受信機、操作支援機能付非常停止用押しボタンスイッチで構成され、送信機のスイッチを押すと受信機が信号を受信し、まるで人が直接操作したかのように非常停止用押しボタンスイッチが動作して装置を非常停止させることができ、電源が切れた状態になって予期せぬ再起動も防ぐことができる。送信機はウェアラブル装着ができ、人や装置が移動している場合にも操作することができる。
送信機のロータリースイッチで送信電力を4段階で切り替えられ、最大70mまで対応可能。1台の送信機で通信範囲内の複数の装置を止めることができる。最大8グループに分けることができ、隣接する現場のAMRなどを止めずに運用が可能。通信圏外になると自動停止する機能を搭載し、オペレータの制御から離れた場合でも安心して運用できる。

https://jp.idec.com/media/PR20240130.pdf

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