
日本配線資材工業会(JWAA、松本年生会長)は、「第16回定時社員総会」と「賀詞交歓会」を東京・秋葉原UDXで1月26日開催した。
総会には56社の会員が出席し、松本会長を議長にして2023年(令和5年)度事業報告と収支決算報告、24年(6年)度事業計画と収支予算などを審議し、承認した。
総会の冒頭、1月1日に発生した能登半島地震の犠牲者への黙祷を行った。
松本会長は「新型コロナも昨年5月に5類に移行し、ようやく通常の生活に戻ることができた。私どもを取りまく市場環境は、約2年続いた資材不足がほぼ解消し、積み上がった受注残の処理が進む一方で、中国市場の停滞などもあり、予想以上に市中在庫が膨らみ在庫調整の局面を迎えている。九州や北海道での大型半導体工場の建設、大阪万博開催などを控え、また、新しいイノベーションとして、AIやDX、IoT、自動運転などの需要で躍進を期待したい。JWAAも設立から16年目を迎える。メーカーと商社が一堂に集まった団体として、会員企業に役立つ活動を行っていきたい」と述べた。
24年度は、西日本部会と青年部の活動推進、セミナー・勉強会と視察ツアーの開催、対外的認知度向上と会員数100社を目指した組織力強化などを計画している。
その後開かれた賀詞交換会には134人が参加した。
挨拶に立った関谷昭憲顧問は「今年は災害からスタートした。今年は辰年で、竜は強くたくましく駆け上がり天に昇ると言われる。私たちも竜のように勢いよく繁栄と隆盛を願いともに前進していこう」述べた。
加藤正広理事・西日本部会長の乾杯の音頭で交歓に入った。