
大日本印刷は、リチウムイオン電池の外装材であるバッテリーパウチを生産する工場用にアメリカ合衆国ノースカロライナ州に建設用地を取得した。
同社はすでに国内では福岡県・戸畑工場と埼玉県・鶴瀬工場内にバッテリーパウチの生産工場を展開しており、海外ではグループ会社のDNPデンマークで、バッテリーパウチのジャンボロールのスリット加工を行う工場を新設するなど適地生産・供給体制を構築している。今回、さらなる伸長が見込まれる米国市場の需要に対応し、新たなバッテリーパウチ工場の開設に向けた土地取得した。
2026年度に本生産拠点の稼働を目指し、今回の工場用地取得と、スリット加工ラインの導入に100億円規模の投資を計画。その後、市況や需要に応じて、同一敷地内でのジャンボロール製造も視野に入れて検討していく。