総務省が発表した労働力調査2023年によると、2023年の日本の労働人口は6747万人となり、このうち製造業で働く人数は前年から11万人増加の1055万人となった。卸売・小売業の1041万人を抜いて国内の全産業のうち最も就労者数の多い産業となり、名実ともに日本経済と生活を支える重要産業となった。
業種別で最も多いのは、自動車など輸送用機械器具製造業の135万人。この10年でも年々増加を続けている稀有な業界となる。2番目は食料品製造業の134万人。うち約半分の68万人が女性で、女性比率が高くなっている。3番目は金属製品製造業の97万人と続いている。FA業界に関連する生産用機械器具製造業は70万人、電気機械器具製造業は65万人、電子部品・デバイス・電子回路製造業は64万人、業務用機械器具製造業は33万人となっている。また全体的に製造業の就労人口は減少傾向にあるなか、輸送用機械器具製造業と化学工業(74万人)は年々、増加傾向にある。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei04_01000259.html