気候変動対策、水資源保護、森林保全などの環境問題対策に関して企業や団体に情報開示を求め、対策を促す国際非営利組織CDPが毎年実施しているCDPスコアリングについて、2023年は世界で2万3000社、日本からも1985社がCDPに情報開示を行い、日本企業124社が最高評価のAランクに選出された。
CDPのスコアリングでは、気候変動・フォレスト・水セキュリティについて、企業の環境スチュワードシップの度合いを情報開示、認識、マネジメント、リーダーシップのレベルでスコアリングし、AからD-までのスコアを付与している。
気候変動・フォレスト・水セキュリティの全項目で最高評価のAランクに選出されたのは世界で10社しかなく、日本からは花王と積水ハウスが選出された。気候変動には346社が選ばれ、このうち日本企業が109社、フォレストでは世界30社のうち日本企業は7社、水セキュリティでは世界101社のうち日本企業は36社がAランクに選ばれた。