ロームは、消費電流を世界最小に抑えたリニアオペアンプ「LMR1901YG-M」を発売した。
同製品は、超低消費電流技術により温度や電圧変化による電流増加を徹底的に抑制し、低消費電流オペアンプの一般品と比べて消費電流を約38%低減となる160nA(Typ.)とした。電子棚札やデータロガー、ハンディ計測器など内蔵電池で駆動するアプリケーションを長寿命化できるほか、充電式バッテリーを搭載するスマートフォンなどのアプリケーションでは稼働の長時間化が可能になる。また、動作温度範囲の-40℃~+105℃で消費電流がほぼ変化せず、火災報知器や環境センサなど、外部の温度が変化する環境下でも安定した省電力での動作が可能。電池など内部電源で駆動するアプリケーションにおいて温度や流量、気体の濃度などを検知・計測するセンサ信号の増幅に最適となっている。
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