安川電機は、JA全農(全国農業協同組合連合会)と協業して進めてきた「きゅうりの葉かき作業の自動化」の実証の成果が上々だったことを受け、現地での本格的な導入フェーズに移行することとなった。
今回のきゅうりの葉かき作業の自動化は、きゅうりが成長する過程で下にある古い葉が栄養を奪ってしまうため、それを取り除く作業の自動化を目指すもの。2023年度には農業現場で葉かき作業ロボットの検証機を使って長期的実証を行い、人手に変わるロボットの導入効果を確認し、葉かき率が安定的に7割程度の成果を得た。またきゅうり収穫の自動化も検討。2024年度には、実証農場でロボットシステムの作り込みを進めると同時に、新たな取り組みとしてトマトやなすなどの他の作物への水平展開も視野にいれながら進めていく計画としている。
同社とJA全農は、2018年12月から「日本の農業の発展と 日本の食と農の国際競争力強化に貢献することを目的」として業務提携し、畜産と農業生産、流通販売の3分野で自動化技術の可能性の検討を進めている。
安川電機、JA全農と協業開発のきゅうり葉かきロボットが本格導入フェーズへ
- 2024年3月7日
- FA業界・企業トピックス
- 2024年3月6日号, JA全農, 安川電機
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