横河電機は、OpreX Transformationのラインアップとして、プロセス製造業に適したプロダクトカーボンフットプリント管理を実現できるサービス「OpreX Carbon Footprint Tracer」を発売した。
同サービスは、プラントの各装置から収集されるデータに基づきCO2排出量を算出するクラウドサービス、お客様のCO2排出の算出・削減の戦略策定を支援するコンサルティング、インテグレーションやサポートで構成されるトータルソリューション。
計装システム含めた多様な装置・センサーからデータを自動で収集して製品ごとの活動量を把握してCO2排出量ダッシュボードを更新し、正確な排出量の迅速な把握と排出量削減の効果検証を提供。操業データをエビデンスとすることでCO2排出量の監査への対応もできるようになる。
WBCSD、PACT、Catena-Xなど欧州で先行するCO2排出関連法制・レギュレーションに対し、それらの活動に参画しているSAP社のSAP Sustainability Footprint Managementとデータ連携し、先行するCO2排出関連法制・レギュレーションに合わせたPCF算出、ダッシュボード表示、レポート出力が可能。クラウドサービスなので法制・レギュレーションの変更に常に対応することができる。
また、各種エネルギーマネジメントシステム(EMS)によるエネルギー消費最適化やサプライチェーンの原料調達最適化など、CO2排出量削減に役立つソリューションを活かし、OpreX Carbon Footprint TracerによるPCF排出量の正確な把握に基づいて、その先の削減計画策定コンサルティングや削減ソリューションの導入の支援も提供する。
石油・ガスの採掘・精製工程やパイプラインなどの輸送工程、石油化学、化学、再生可能エネルギー、電力、紙パルプ、食薬、鉄鋼、非鉄、配水、水処理などのプラント等での採用を目指す。
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